内容
戦時中のミッションスクール。図書館の本の中にまぎれて、ひっそり置かれた美しいノート。蔓薔薇模様の囲みの中には、タイトルだけが記されている。『倒立する塔の殺人』。少女たちの間では、小説の回し書きが流行していた。ノートに出会った者は続きを書き継ぐ。手から手へと、物語はめぐり、想いもめぐる。やがてひとりの少女の不思議な死をきっかけに、物語は驚くべき結末を迎える…。物語が物語を生み、秘められた思惑が絡み合う。万華鏡のように美しい幻想的な物語。
(「BOOK」データベースより)
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- ■『倒立する塔の殺人』(※小説)
Excerpt : “わたしたちは切り花なのだ。 空想――あるいは物語――という水を養わなくては枯れてしまう。 しかも、その水には、毒が溶けていなくてはならない。 毒が、わたしたちの養分なのだ” けっこう不思議
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Tracked : 2007-12-13 23:55
- 「倒立する塔の殺人」皆川博子
Excerpt : わたしの目的は貴方に読ませることだけだったのに。 扉の、蔓薔薇模様。そうしてタイトル。丹念にあれを描いていたときの自分を、思い出す。 皆川博子という作家は、映画「写楽」の或るシーンを観て以来、読
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